2025年度になって所属は変わらないのですが、職位がひとつ上がりまして、准教授となりました。正式名称は福山市立大学都市経営学部准教授です。何も考えずに去年大量に作った名刺を全部作り変えないといけないです・・・。
年度末にショックなことがありました。私が3年間委員を務めていた福山市まちづくりサポートセンターの事業者が公募の結果、交代することになりました。これまでたくさんお世話になったスタッフのみなさんがもう「まちサポ」ではなくなるのかと驚くとともに、3月25日に事業者の変更を決定して3月31日にはまちサポを明け渡さないといけないという暴力的なスケジュールに胸が痛いです。まちサポのスタッフのみなさんは福山に対話の文化を根付かせてくれました。この根が枯れることのないように、大きく幹をつけ、花や実がなるように祈っています。そして、まちづくりという極めて長いスパンで取り組むべきことをたった3年の任期で首をすげ替えてしまうようなやり方が見直されることを強く望みます。
さて、今年度は日本質的心理学会の編集幹事長を務めることになりました。編集幹事長の最大のしごとは、査読委員の先生に「査読遅れていますよ」というメールを送ることです。宮前からメールが来たら至急お返事くださりますようよろしくお願いします>関係各位
また、日本質的心理学会の次回大会の準備・実行委員としてもすでに半年ほど動いています。来月あたりにはHPが公開されるのではないかな・・・と思います。ぜひみなさん質心大会に広島にお越しください。
2025年度から3年間の計画で、科研の基盤Cに採用されました。「よそ者が繋ぐ復興の力:過疎化地域における関係人口とコミュニティ再生の理論構築」というタイトルで、愛媛県西予市野村町を舞台に関係人口が復興にどのように寄与できるのかということを、これまで取り組んできたNEOのむらという一般社団法人での様々なネットワークをもとに考えていきたいと思っています。また、野村の酒文化である「サシアイ」が地域のネットワークにどのような影響を与えているのか、いわば「飲みュニケーション」研究も進めていきたいと思います。時代の流れに逆行しているようですが、飲み会の力は侮れないこともありますよね。
他にも、写真洗浄のことはそろそろまとめないとと思っていますし、福山でスナックの研究を進めていければと思っていますし、うちの大学は保育者養成系のコースもあるのでそういった研究も分担して進めていく予定です。防災の研究も進めています。
今年度もいろいろなところで多くの方にお世話になります。今年度もどうぞよろしくお願いします!